タイ・モンクット王ラカバン工科大学の学生を対象にしたラボ・トレーニング・プログラムを実施しました

湘南キャンパスで6月1日から27日まで、タイ王国・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生を対象としたラボ・トレーニング・プログラムを実施しました。本学とKMITLの学術交流協定に基づいて毎年行っているもので、今年度は理学部と工学部、教養学部、国際教育センターで計24名を受け入れました。

学生たちは、それぞれの専門分野や事前のアンケートに基づいて各研究室に配属。教員の指導と研究室の学生のアドバイスを受けながら、各学生の希望に応じた実験実習に取り組みました。このうち、工学部材料科学科の宮澤靖幸教授の研究室ではアルミや銅のろう付け技術についての実験実習を行ったほか、光・画像工学科の前田秀一教授の研究室では金属の一種であるニオビウムを使った着色技術とリライタブルメディアへの応用に関する実習を実施。電気電子工学科の庄善之教授の研究室では燃料電池の製作から性能検査の方法までを学ぶトレーニングを行いました。滞在中にはゼミごとに懇親会や箱根町など近隣の観光地への小旅行を通して、日本人の学生や教員とも懇親を深めました。

参加したKMITLの学生たちは、「将来エンジニアになるため、高度な日本の技術を学びたいと参加しました。学生たちはとても親切で、ゼミの中でも快適に過ごせています。日本の文化に触れられるのもいいと思います」「タイではできない、充実した実験実習を経験しています。将来は海外の大学院にも進みたいと考えているのですが、自分の将来像を考える上でも有意義なプログラムだと感じています」「本当に楽しい、充実した時間です。東海大学で学んだ多くのことを生かして、将来は優秀な研究者になり、母国の発展に尽くしたい」「先輩が東海大に留学しており、うらやましいと思って参加しました。日本語が話せない私にも、英語で丁寧に指導をしてくれるので大変助かりました」と感想と成果を話していました。

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