インドのSRM大学から研修生を受け入れました

工学部では11月9日から21日まで、インドのスリ・ラマサミー・メモリアル大学(SRM)の学生を対象にした短期研修プログラムを実施しました。SRMはインドで最もランクの高い大学の一つで、科学技術振興機構(JST)が実施している「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプログラム)の採択を受けて本学が招聘したものです。

今回のプログラムには、同大学の機械工学科で学ぶ学生10名と教員1名が参加。学生たちは精密工学科の山本佳男教授のほか、情報理工学部コンピュータ応用工学科の稲葉毅教授の研究室などで研修。このうち山本教授の研究室では、ロボットの制御技術や3Dプリンタを用いたロボットハンドの開発に取り組みました。期間中には、ロボットや電気自動車関連の研究室訪問に加え、湘南ロボケアセンター、日本科学未来館や日産自動車横浜工場を視察したほか、日本人学生との交流の機会として富士山麓への小旅行も行いました。

参加した学生たちは、「インドでは理論を中心に学んでいますが、このプログラムでは実際の実験機器を使いながら研究できるのが魅力。自分の行っている研究への理解が深まった」「先生方が親身になって教えてくれるので大変助かっています。また日本人の学生や他の国から来た留学生との交流を通して、異文化への理解を深められるのもいいと思います」と話していました。また引率した教員は、「今回のプログラムは私たちの学部にとって初の試みでしたが、高度な技術を持つ日本の大学との新たなコラボレーションの機会としてとても有意義だったと感じています。異なる分野や教育での連携にもつなげていきたい」と話していました。

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