光・画像工学科の学生が文部科学省主催のサイエンス・インカレに出場しました

工学部 光・画像工学科4年次生の都野義樹さんが、3月5日に兵庫県神戸市で開催された「第5回サイエンス・インカレ」(主催:文部科学省など)に出場しました。この催しは、自然科学分野を学ぶ全国の学生が、自主研究の成果を競い合うことで、課題設定能力やプレゼンテーション能力を備えた創造性豊かな人材を育成することを目的に2011年度から開かれているものです。今回は、事前審査(11月に提出した12頁以内の原稿による審査)を通過した178組(口頭発表47組、ポスター発表131組)が参加。都野さんは、「卒業研究に関連しない部門(工学系)」の口頭発表部門に出場しました。

都野さんは、一昨年に参加した先輩の体験を聞き、プレゼンテーション能力の向上などにつなげたいと応募。本学科の前田秀一教授の指導を受けながら、「トナーマスク法によるニオブ表面へのデジタル画像形成」の研究に取り組みました。研究では、レーザープリンターを使ってトナーマスクしたニオブ板上に、電気化学的に酸化膜を形成し、その後トナー部を除去することで、文字やQRコードなどを高精細に印刷する技術を提案しました。「大会への参加を通して、面白い研究とは誰もが理解できるものであり、研究の魅力をわかりやすく伝える技術が必要なのだと学びました。また交流会のときに、他大学の学生が私の発表に対して質問を寄せてくれるなど、さらに研究を掘り下げたいと思うきっかけになりました」と成果を話しています。

なお本学部からは、このほかにも機械工学科の学生13組17名が「卒業研究に関連する部門(工学系)」口頭発表部門とポスター発表部門に出場。全参加大学の中で最も多い学生が参加しました。

サイエンス・インカレ (1)_525.jpg

サイエンス・インカレ (2)_525.jpg

サイエンス・インカレ (3)_525.jpg