学生が日本機械学会のロボティクス・メカトロニクス講演会で発表しました

工学部機械工学科4年次生の古屋将徳さんと佐藤優磨さんが、6月9日に横浜市で開催された日本機械学会のロボティクス・メカトロニクス講演会で研究成果をポスター発表しました。

古屋さんと佐藤さんは、本学科の甲斐義弘教授の指導を受けながら機械的な安全装置を持つ足の動きをアシストするロボットスーツの研究に取り組んでいます。ロボットスーツは、ケガや病気によって運動機能が落ちてしまった人のリハビリなどに役立つ器具として世界的に研究が進められていますが、人の身体に装着するものであるため人に対する安全性が重要視されてきています。安全性をより高める技術として機械的な安全装置を持つロボットスーツの開発が求められており、古屋さんは研究室で開発中のロボットスーツを使い、種々の条件下での安全装置の性能を確認した実験の結果を発表。佐藤さんは、動作状況をコンピュータシミュレーションした結果を報告しました。

古屋さんは「4年次生になったばかりでこうしたチャンスをいただき、研究の世界を肌で学ぶ貴重な経験ができました。わずか1時間半ほどの発表時間でしたが、多くの方に足を止めいただき、この研究が高い注目を集めていることを実感することができました。今後も必要な知識をしっかり勉強して、研究の発展に貢献していきたい」と語りました。また佐藤さんは、「論文と発表という2段階を経験する中で、研究をより深く理解することにもつながったと思います。東海大では、授業でものづくりの基礎をしっかり学ぶだけでなく、ものを作り上げる経験も積むことができ、知識を応用する実践的な力も身についたと感じています。これまでの成果を、今後の研究にも生かしていきたい」と話しています。

ロボティクス・メカトロニクス (1)_525.jpg

ロボティクス・メカトロニクス (2)_525.jpg