動力機械工学科の学生が国際会議で研究成果を発表しました

工学部動力機械工学科4年次生の崔磨美さんが、7月4日から7日までイギリス・ブライトンで開催された「Society for Experimental Biology Annual Main Meeting 2016」で研究成果を発表しました。

崔さんは、本学科の高橋俊准教授や共同研究者である航空宇宙学科の稲田喜信教授らの指導を受けて取り組んでいる研究成果について、「Open FOAMを用いたイルカの併泳における親子のサイズ比の関係について」と題して発表。イルカの親が子どもを自らの体の下で泳がせる「だっこ泳ぎ」について、子どもの成長によって親にかかる負荷がどのように変化するのかについて、シミュレーションした成果をポスターで報告しました。「英語での質問に苦慮する場面もありましたが、活気あふれるフランクな雰囲気の中で多くの研究者から将来につながる有意義な意見をもらうことができました。もともと引っ込み思案気味だった私が、こうした学会で発表できるようになったのは、高橋先生や先輩の指導と応援があったからだと思っています。今回発表した成果は、まだイルカを模したシンプルなモデルを用いたもの。今後はより実体に近いモデルを使ってシミュレーションするとともに、稲田教授の研究室で行われている研究成果とも比較しながら、だっこ泳ぎの仕組みについてより詳しく研究していきたい」と話しています。

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