「サイエンス祭り inビナレッジ」を開催しました

工学部では8月21日に海老名市民活動センターで、「サイエンス祭り inビナレッジ」を開催しました。この催しは、海老名市内の子どもたちに科学の楽しさを体験してもらおうと、同センターと共催で開いたものです。工学部応用化学科の秋山泰伸教授と本学科学生のほか、本学部への進学が決まっている付属市原望洋高校の3年生2名も講師役として参加しました。

当日会場には、親子連れや友人同士で来場した小学生が来場。学生らは、洗濯のりと飽和食塩水を使ったスーパーボールの工作やブルーベリージャムに重曹などを混ぜて色や触感の変化を楽しむ実験、人が入れる大型のシャボン玉など6つのブースを用意。実際来場者に実験を体験してもらいながら、スーパーボールができる仕組みや家で行う場合の方法などを説明しました。実験の最中には学生のサポートを受けながら真剣な面持ちで手を動かしていた子どもたち。うまくいくと目を輝かせながら「ありがとう」と学生に声をかけたり、何度も各ブースを回ったりと思い思いに楽しんでいました。このほかにも、秋山教授と学生による科学ショーも実施。液体窒素に膨らませた風船を入れて空気の体積と温度の関係を学ぶ実験のほか、バナナや豆腐で釘を打つ実験、生花やマシュマロを凍らせて見せました。

参加者からは、「学生がしっかりしていて、説明もわかりやすかったのでとても好感が持てました。子どもたちも満足できたようなので次回もぜひ参加したい」「家にあるものでできる実験もあったので、帰ってからもやってみたいと思いました。理科の授業ではまだ習っていないことばかりだったけれど、勉強したら面白いんだろうなと感じられるイベントでした」といった感想が聞かれました。

学生たちは、「子どもたちがわかりやすいように説明するよい勉強になりました。教職を目指しているので、子どもたちと接しながら実践的に学べる場所はとても貴重だと感じています。こうした機会を設けてくれる先生方に感謝したい」と話していました。また、高校生たちは、「大学生の先輩たちと一緒に活動できたことで、進学する学科の雰囲気もわかり、自分が不安に感じていたことも解消できました。子どもたちの姿を見て、理科や実験の面白さを再確認できたとも感じています。大学に進むのが、今から楽しみになりました」と話していました。

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