機械工学専攻の大学院生が日本機械学会2016年度年次大会の「卒業研究コンテスト」で優秀発表に選ばれました

9月11日から14日まで九州大学で開催された日本機械学会2016年度年次大会の「第22回卒業研究コンテスト」で、大学院工学研究科機械工学専攻1年次生の学生4名が「優秀発表」に選ばれ表彰されました。この表彰は、若手研究者の意欲向上を目指し、発表内容をはじめ予稿集原稿の完成度、発表のわかりやすさ、質疑応答の的確さなどが審査され、優れた発表に贈られるものです。

今回本学から受賞したのは、甲斐仁智さん、明戸洋介さん、小田桐遼さん(いずれも橋本巨教授、落合成行教授、砂見雄太講師の共同研究室)と、杉山将史さん(甲斐義弘教授研究室)の4名です。いずれも、本学科教員の推薦を受けて「機械基礎潤滑部門」に参加。会場ではオーラル発表を行い、見事受賞を果たしました。

甲斐さんは、「携わってきた研究が社会的に認められたのがうれしい。今回の参加を通じて、学会での発表前にどこまで準備をすればよいのかも明確になりました。機械工学科は、どの研究室でも学生をしっかり育ててくれるのが魅力だと感じています。3月にも学会で発表する予定なので、そこでもよい結果が出せれば」と話しています。また明戸さんは、「今回の発表では、これまで研究室の先輩たちから指導を受けてきた内容が間違っていなかったことを再確認できました。今後は私自身も先輩の教えを後輩にしっかり引き継いでいきたい」とコメント。

小田桐さんは、「受賞できたことで自分の発表への自信がつきました。この学科では、1年次から実験の授業でリポートをまとめるなど、文章を書く機会が多いため、考えをわかりやすくまとめる力はとても身につくと感じています。この結果を糧に、卒業までせいいっぱい研究を続けます」と話しました。杉山さんは、「受賞できたことで、今後後輩を指導するときにも自信を持ってアドバイスできるようになると思います。本学科では授業中に先生や同級生の前でプレゼンテーションをするため、そうした経験が生かせたとも感じています。今後は研究室の運営を通じて、マネジメントの力も磨いていきたい」と語っていました。

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