電気電子工学専攻の大学院生が国際学会で発表しました

大学院工学研究科電気電子工学専攻1年次生の木山修一さん(指導教員=光・画像工学科 前田秀一教授)が、10月5日から8日までインドネシアで開催された国際会議「The Asian Symposium on Printing Technology」で研究成果を発表しました。

木山さんはポスターセッションに参加。東南アジアで一般的なカポックという植物の繊維を用いた紙の偽造防止技術について発表しました。この研究では、カポックは繊維の内部が中空になっていることを利用し、温度や紫外光などの外部刺激によって色が変化する固体材料をカポック繊維に内包することで機能性を持たせることを目指しています。今回は、これらの材料を繊維に内包して、その性質を分析した結果を報告しました。

当初はポスターセッションのみの参加予定でしたが、主催者の配慮で5分間の口頭プレゼンテーションも行った木山さん。「さまざまな国から来た大学生と交流できたことが大きな収穫でした。皆コミュニケーション能力も高くアグレッシブで、大きな刺激を受けました。光・画像工学科では、大学院の授業を先行履修できる制度があり、私も4年次生の時から英語論文を輪読する講義に参加していました。この授業を通して技術に関する英語を理解し、論文の構成を適切に考える力がつけられたことが、今回の学会でも生きたと実感しています。これから後輩たちが研究室に入ってくるので、この研究の成果をあげながらしっかり引き継いでいきたい」と話しています。

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