工学部では12月9日に湘南キャンパス17号館サクセスホールで、公募型課題解決コンペ「ものづくり学生サミットin湘南」の成果報告会を開催しました。このコンペは、企業から出題された実務や将来に向けたテーマに、有志で集まった学生グループが取り組むものです。ものづくりの楽しさや、課題解決力の育成、テーマへの理解を深めることが目的で、3回目の開催となった今年度は10社から出された課題に41チームが挑戦しました。
学生たちは7月から取り組みをスタートし、企業との打ち合わせやアドバイザーである教員との相談を経ながら、課題解決に向けたアイデアを考案してきました。学生たちは準備期間を振り返り、「授業との両立など時間の配分が大変でしたが、スケジューリングの勉強になりました」「課題解決のために調べていたことが授業の課題で役立つなど、専門分野の勉強と社会のつながりを実感しました」と振り返りました。
成果報告会では、企業の担当者に向けて各グループによるポスター発表を実施。1チーム10分ほどでコンセプトや特徴をプレゼンテーションし、実用化に向けた質疑応答も行いました。発表後には学生から、「企業の方から実用化に向けてアイデアをブラッシュアップするための具体的なアドバイスをもらうことができてとても勉強になりました」、「チームで一つのものを作り出す作業はとても大変でしたが、一つの提案という形にまとめ上げて企業の方にも自分たちなりの考えを伝えることができ、とてもよい経験になりました」といった声が聞かれました。
本学部の大山龍一郎学部長は、「いつもの授業とは違った表情で、いきいきとプレゼンする学生たちの姿を見られたことをうれしく思います。今回の経験をこれからの学生生活に生かしてください」と締めくくりました。