近隣の小学生を対象とした「スーパーサイエンス教室」を開講しました

工学部応用化学科の教員と学生らが3月26日に、湘南キャンパス18号館の応用科学実験室で「スーパーサイエンス教室」を行いました。この催しは、中栄信用金庫が運営する「なかしんキッズ倶楽部」に参加している小学生を対象に、学校教育だけでは得られない学びを体験してもらおうと、東海大学と中栄信用金庫が共催したものです。当日は、本学科の秋山泰伸教授と佐藤正志教授、学生ら15名のほか、4月から工学部応用化学科への入学が決まっている付属高輪台高校、付属諏訪高校、付属市原望洋高校、付属望星高校の生徒6名がボランティアとして講師を務めました。平塚市、秦野市、伊勢原市などから40組約120名の児童とその保護者が参加しました。

当日は、洗濯のりと飽和食塩水を使った「スーパーボール作り」や、クエン酸や重層、コーンスターチを使った「入浴剤作り」、ペットボトル内の空気圧を変化させて「雲」を発生させる実験、さまざまなものを凍らせる「液体窒素実験」を実施。子どもたちは、それぞれの実験で起こる物質の変化に驚き、歓声をあげていました。スーパーやホームセンターなど家庭でも購入できる材料が多く使われたこともあり、参加した保護者は熱心にメモを取ったり、講師に質問をしたりする様子も見られました。

子どもたちは、「液体窒素で、花が凍って手で砕けたのはびっくりした」「スーパーボールがうまく作れた。家でもまた作りたい」と話し、保護者も「私たちも知らないことばかりで楽しめました。身近な材料でできる実験が多いので、家庭でもやってみようと思います」「作ったものをお土産として持って帰れるので、子どもにとってはとてもうれしいと思いますし、貴重な体験になりました」と感想を述べました。

学生ボランティアからは、「先輩に教えてもらいながら指導しましたが、参加者に楽しんでもらえてよかった」「自分も知らない実験がたくさんあったので一緒に驚きながらやりました。たくさんの人数に教えるのは大変だったけど、やりがいも感じました」といった声が聞かれました。

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