工学部では6月9日に湘南キャンパスで、公募型課題解決コンペ「ものづくり学生サミット2017 in湘南」の実施説明会を開催しました。このコンペは、企業から出題された実務や将来に向けた課題に有志の学生グループがチャレンジすることで、ものづくりの面白さを実感してもらうとともに課題解決力を育む取り組みとして2014年度から実施しているものです。
説明会には、参加を検討している学生グループの代表ら約150名が出席しました。冒頭に大山龍一郎学部長が、「皆さんにとっては、社会に出る前に企業の方と身近に接しながら学べるチャンスです。有意義な活動となるよう、頑張ってください」と激励しました。その後、建設業や製造業、印刷業など協力を得た7社の担当者が企業の概要と設定した課題の狙いを説明。工学部の各学科のゆるキャラ提案や学園の建学100周年を見据えた展望タワーの計画、被災地や災害地の支援・復旧に役立つ機器・システム、マイコンキットで作る便利な道具など、幅広い分野の課題が提示されました。終了にあたっては淺香隆学部長補佐が、「この取り組みは、本学部の卒業生が各企業で活躍しているからこそ実現できたものです。今後は、皆さんがメーカーや企業の立場になり、お客さんである各企業に納得してもらえるようなアイデアや提案をまとめてください」と激励しました。
熱心に聞き入っていた学生たちは、「在学中に企業の方と接することができるのが魅力だと感じました。課題も普段の授業とは一風違う、社会に直結したものが多く、チャレンジを通じて視野を広げたいと感じました」「予想していた以上に魅力的な課題があり、やる気がわいてきました。今後社会に出てから必要になるスキルを得られそうな課題もあり、自分の将来に向けてプラスになると期待しています」「授業とは関係ないからこそ、自由な発想やアイデアを提案できるのではと期待しています。学内にいながら、企業の方と接しながら学ぶ機会があるのは大変うれしい。友人も誘って参加します」と意欲を燃やしていました。