アーヘン工科大学のマインケ教授による特別講義を実施しました

工学部では11月24日に湘南キャンパスで、ドイツ・アーヘン工科大学空気力学研究所のマティアス・マインケ教授による特別講義を実施しました。公益財団法人航空機国際共同開発促進基金の助成を受けて、本学が招聘したものです。当日は学生と教職員約60名が参加しました。

講演ではマインケ教授が、航空機の翼周りやロケット周りに生じる非定常流れに対して、最先端の流体力学の技術を応用した研究の現状や成果を解説。二酸化炭素排出量の抑制を図る研究の動向や、アーヘン工科大で行っている最新のシミュレーション技術も紹介しました。マインケ教授は、講演前に吉川直人副学長、大山龍一郎工学部長と懇談したほか、福田紘大准教授(航空宇宙学科航空宇宙学専攻)と高橋俊准教授(動力機械工学科)と今後の共同研究、交流に向けた意見交換も行いました。また、滞在期間中には島根県で行われた飛行機シンポジウムでも講演したほか、国内の大学や企業、国土交通省運輸安全委員会も訪問しました。

今回の招聘を企画運営した福田准教授は、「来年2月には高橋准教授の研究室の学生がアーヘン工科大学に滞在するなど、具体的な連携も進めていく予定です。今後も学生が世界最先端の研究に触れる機会を数多く設けながら、流体力学の分野で国内外の研究機関との共同研究を進めていきたい」と話しています。

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