「空き家の庭と広場に、風車の花を咲かせよう!」を開催しました

工学部建築学科の学生が参加する地域ボランティアグループ「CoCoてらし隊」が8月23日、伊勢原市愛甲原住宅のコミュニティースペース「CoCoてらす」で「空き家の庭と広場に、風車の花を咲かせよう!」を開催しました。CoCoてらし隊は、愛甲原住宅の住民らによるNPO団体「一期一会」の呼びかけで、本学科の加藤仁美教授のゼミ生らが参加して2013年に結成。高齢者や地域住民が気軽に立ち寄れる居場所をつくろうとイベントを開いてきました。愛甲原住宅では約10%が空き家となっていることを受けて、昨年度からは1軒の空き家をモデルケースとしてその利活用方法を探ってきました。今年度は東京工芸大学工学部建築学科の森田芳朗准教授とゼミ生も参加。「2018年度東海大学連合後援会研究助成金」の地域連携部門の採択を受け、夏休みのイベントとして、地域住民とともにペットボトルを使った風車で、空き家と「風の丘」(小規模多機能型居宅介護施設)の間の広場を彩るワークショップを開催しました。

当日は、地域の子どもたちや保護者、CoCoてらすのデイサービス「デイ愛甲原」に通うお年寄りらが参加。学生たちが用意した、ペットボトルに切り込みを入れて作った風車に色をつけたり、シールを貼ったりして飾りつけ、地域の団塊世代の男性が結成した「CoCoいきましょ会」のメンバーと東京工芸大の学生が芯棒に取り付けて完成。地域の居場所として空き家を活用しようと、学生と子どもらが、空き家の庭と周囲の広場に飾っていきました。

宮林詩歩さん(4年次生)は、「地域の子どもたちやデイサービスに通うお年寄りとかかわる機会は少ないので、みんなで一緒に活動できたことはとても貴重な経験になりました。活動が広がり、町中に風車が飾られて、楽しい風景をつくっていけたら」と語ります。加藤教授は、「幅広い世代の方々と交流することは建築を学ぶ上でとても大切なことです。空き家の活用は社会的な問題ですが、まずは地域の方々との相互のコミュニケーションがないと、どんな計画も進めることができません。学生たちにとってもいい経験になったと思います」と話していました。

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