電気電子工学科の2、3年次生を対象に就職活動対策講座を開催しました

工学部電気電子工学科では9月19日に、3年次生を対象にした「就活スタート準備講座」、2年次生を対象にした「社会人になる準備を始めよう ちょっと先の進路選択と自分の強みを考える」を開催しました。現在の就職活動の状況や就活時に必要なことを低学年のうちから知っておくことで、就職活動への意識を早い時期から高めるきっかけにしてもらおうと毎年開催しています。今回は、就職支援サイト「リクナビ」を運営する株式会社リクルートキャリアの熊谷信裕講師が、学生生活で意識すべきことや本格的な就職活動スタートに向けた準備の重要性について語りました。

3年次生を対象にした講座では、まず講師が、「3月に控えた本格的な就職活動開始に向けて、今の時期に自分のキャリアを考えることは非常に大切。皆さんは自分の人生を左右する非常な重要な時期にいることを自覚しましょう。日本は現在、技術発展による職業の多彩化、終身雇用や年功序列といった日本型雇用制度の崩壊、平均寿命が延びたことによる定年退職の高年齢化にともない、多くの社会人が転職する時代になりました。将来のキャリアデザインがしにくいこの時代では、変化に適応できる人材(キャリアアダプタビリティー)になることが必要で、企業選びには安心や安定ではなく、自分の成長につながるかどうかが重要になるでしょう」と話しました。続いて、分野別卒業生の進路先や求人倍率の推移についてもデータを使って説明したあと、就職スケジュールに触れ、「今の時期に大切なのは、自分自身を知り、社会について学び、自分が受ける業界や職種を決めておくこと。自分の能力や性格、経験を分析するとともに業界理解を深めてください」とアドバイスを送りました。

その後、自分の持ち味とエピソードを書きだしながら、自己PRを考えるワークショップも行い、参加した学生は、「これまでにインターンシップなどにも参加しながら、自分がどういう業界で働きたいのかを考えてきました。今日の話を聞いて、いよいよ就職活動の本格的なスタートが近づいていると実感しています。しっかりと自己分析に取り組んでいきたいと考えています」と話していました。

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