工学部電気電子工学科では12月3日と5日に湘南キャンパスで、3年次生を主な対象とするキャリア支援講座を開講しました。本学科では、学生のキャリア教育を担当する職員を配置しているほか、1年次生から卒業まで各学年に応じた講座を開講し、学生のキャリア意識形成や就職活動支援に取り組んでいます。今回もその活動の一環で、3日にはSPI受講講座を、5日には内定獲得のための志望動機作成法と業界・企業研究の進め方に関する講座を開きました。
5日の講座では最初に、本学科生を担当するキャリア支援課の職員が講義。就職活動における「志望動機」や「志望理由」の正しい意味や考え方、本学の付属図書館が提供している電子書籍サービスを活用した企業情報・就職情報の調べ方について解説しました。その後、キャリア支援企業株式会社TWINGのスタッフが、元銀行員と人事担当の経験を生かして講義しました。最初に就活生と銀行員が企業を調査するときの視点の違いについて説明したのち、「企業を正しく分析するためには、企業の理念や業界の性質、社員の人柄といった定性分析と、売り上げや利益の増加率、海外売上比率などの定量分析を組み合わせることが必要。インターネットで公開されている情報を大いに活用してください。また、時系列で複数の企業を比較することも大切です」と語りました。そのうえで実際に活動している複数の企業について、公開情報を使って分析した結果を紹介。その結果をもとにした志望理由書の作成方法も説明しました。
なお3日の講座では、株式会社マイナビから講師を招いて、SPI試験の模擬テストを受講。各学生の得意不得意を確認したほか、より実力が発揮できるようにするための準備方法も学びました。学生たちは、「これまで何となく考えていましたが、実際に講義を聞くとイメージが変わりました」「就職活動ではやるべきことが多く、どのように進めればいいのかひとりでは戸惑うところもあります。学科の講座が充実しているのでとても助かっています」と話していました。