機械工学科の卒業生が日本機械学会関東学生会のベスト・プレゼンテーション・アワードを受賞しました

工学部機械工学科を2019年3月に卒業した大家雄太さん(指導教員=落合成行教授)が、3月18日に千葉県習志野市の千葉工業大学で開催された日本機械学会関東支部主催の「関東学生会第58回学生員卒業研究発表講演会」でベスト・プレゼンテーション・アワードを受賞しました。

大家さんは、「内周リング溝を施したドライガスシールの漏れ量測定とシール面の可視化」のテーマで発表。ドライガスシールは、発電所などに用いられる大型タービンの回転部に設置されている部品で、タービン内の複数枚の羽によって生じる相互作用で効率が低下することを防ぐ役割を担っています。大家さんは、この部品の内周リングに小さな溝を加えることで性能を向上させられることを発見。またその挙動を可視化しつつ性能を計測することも可能にしました。

「受賞は何度もプレゼンの練習を重ねてきた結果で、今まで積み重ねてきた努力が認められたのだと、うれしく思います。研究室では毎週必ず研究成果を報告する決まりになっており、それを続ける中で資料を作成し、プレゼンする能力が身についたと思います。この研究室には互いに切磋琢磨できる同級生、自分で答えを導くよう適切なアドバイスをくれる先輩がおり、そうした人たちに恵まれたからこそ、ここまで成長できたと感じています。今後は社会人として、研究室で培った自ら考え、行動する能力を生かし、東海大の卒業生として胸を張って頑張っていきたい」と話しています。

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