世界的建築家・田根剛氏が本学の客員教授に就任しました

東海大学では、2019年11月1日付でフランス・パリを拠点に世界的に活躍している建築家・田根剛氏に、本学工学部建築学科の客員教授記を授与しました。田根客員教授は、1979年東京に生まれ、東海大学付属浦安高校卒業後、98年に北海道東海大学芸術工学部建築学科に入学。在学中には本学の派遣留学プログラムを利用して、スウェーデンのヨーテボリ大学とチャルマース工科大学に留学しました。卒業後は、デンマーク王立アカデミー客員研究員を経て、2006年に国際コンペティション「エストニア国立博物館」で最優秀賞を受賞。同年に渡仏し、DGT.(06年~16年)を立ち上げ、17年にはAtelier Tsuyoshi Tane Architectsとして独立しています。近年ではフランス国外建築賞グランプリ(AFEX、2016年)と、フランス建築アカデミー新人賞(同年)芸術選奨文部科学大臣新人賞(17年)など数々の名誉ある賞を受賞し、世界的な注目を集めています。

11月4日には東海大学校友会館で、田根剛氏への客員教授記の授与式を挙行。本学を代表して山田清志学長、稲津敏行副学長(理系担当)、大山龍一郎工学部長、工学部建築学科の渡部憲学科長ら教職員が出席しました。また、田根氏が本学と連携協定を結ぶ東京都渋谷区の未来デザイン構想に深く関与している縁もあり、同区の長谷部健区長が急遽客員教授就任のお祝いに駆けつけました。田根客員教授は「今回客員教授を引き受けたのは、母校への恩返しをしたいという思いもありますが、それ以上に次世代の建築家となる学生たちに少しでも刺激を与え、学びを深めるきっかけをつくりたいと考えています」と抱負を述べました。山田学長からは「田根客員教授には年に数回特別講義を担当していただくことになっています。22年の改組で開設予定の『建築都市学部』の船出を後押ししてほしい」と話しました。

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