文部科学省の「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に採択されました

東海大学がこのほど、文部科学省の2019年度「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に採択されました。本学の提案は、「東南アジア諸国における自然エネルギー有効利用と電力伝送技術を担う技術者の育成」です。同プログラムは、海外から日本国内に留学する国費外国人留学生を、採択を受けた大学に優先的に配置することで、各大学で優秀な留学生を確保する仕組みの構築を促進することを目的としています。

本学の提案は、東南アジア諸国から大学院工学研究科電気電子工学専攻(修士課程)に大学院生を受け入れ、各国の発電並びに送電技術を担う人材の育成を目指すものです。東南アジア諸国は経済発展に伴い電力需要が急増している一方、送電網の整備の遅れなどで電力の安定供給が実現できていない場所が多くあります。また、持続可能な社会実現のために太陽光等の自然エネルギーによる発電方式をはじめとする最新技術の導入も求められています。

本学ではこのプログラムを通じて、2020年度から22年度までの3年間で毎年4名の大学院生を受け入れ。本学大学院の課程を通じて、発電や送電に関する高度な知識と再生可能エネルギー利用の最新技術などを学ぶほか、企業の実務を経験するインターンシップも行います。