建築学科の有志団体MACが、「code for kohoku 親子実験ワークショップ」に協力しました

工学部建築学科の有志学生による実験サークル「Matiére de Architecture Club(MAC)」の活動の一環として、顧問の横井健准教授が11月28日に、横浜市港北区のCOCO日吉で開催された「code for kohoku 親子実験ワークショップ」に協力しました。この催しは、親子でパスタとソーセージを使った橋づくりに挑戦し、建物の作り方などを学んでもらおうと、ボランティア団体「code for kohoku」が企画したもので、神奈川県建築士会技術支援委員会子どもの生活環境部会と山本晃之建築設計事務所が協力。以前子ども部会の要請でイベントをMACが共催した縁で、今回のイベントが実現しました。感染症に留意して参加者数は絞られましたが、5組の親子(園児~小学2年生)が参加し、横井准教授はCOCO日吉とZoomによるオンラインでつながりました。

参加者たちは、「高さ40cmの台の上に架けるできるだけ強靭な橋」の課題に挑戦。MACが用意した「橋や壁の構造」「部材を強くする工夫」などをまとめたテキストを参考に、親子で意見を出し合いながら短く切ったたくさんのパスタを刻んだウィンナーをつないだり、複数本のパスタをまとめてウィンナーに刺したりして、さまざまな形の「橋」をつくっていきました。作業の合間には横井准教授がオンラインで参加者にアドバイスを送り、さらに工夫して完成。出来上がった「橋」の中央にひもでつるしたカップにウィンナーを入れていき、何本の重さまで耐えられるかを競いました。最後には、横井准教授がそれぞれの作品を取り上げ、すばらしい工夫や実際の建築技法との比較、より強くするために取り入れるとよい発想などをレクチャーし、子どもたちは、大人に手伝ってもらいつつも自力で作り上げたものが高く評価されたことに得意げな様子でした。

なお作った橋は各参加者が持ち帰り、お昼ご飯にゆでて食べてもらいました。横井准教授は、「MACとしてもワークショップの開催や地域協力に関するコロナ禍における方法について大きな経験が得られ、有意義な催しとなりました」と話しています。