応用化学科の秋山教授と学生有志が科学実験教室「“ドクターアキヤマ”と不思議で楽しい科学実験を楽しもう!!」を開催しました

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工学部応用化学科の秋山泰伸教授と学生有志が、5月1日にユニコムプラザさがみはらで開催された「ユニコム・セミナー」のイベントとして科学実験教室「“ドクターアキヤマ”と不思議で楽しい科学実験を楽しもう!!」を開催しました。この企画は、相模原市立市民・大学交流センターから依頼を受けたもので、子どもたちに科学の魅力を伝えることを目的としたものです。

当日は、30名の親子が参加し、ドクターアキヤマこと秋山教授と6名の学生ボランティアが指導役を務め、重曹やクエン酸などを使った「入浴剤」づくりやアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使った「人工イクラ」づくりといった手に入りやすい材料を用いた科学実験教室を実施。それぞれの実験では、秋山教授が“現象”のしくみや関連した豆知識をわかりやすく紹介しました。終盤には、秋山教授による液体窒素を使った実験ショーも開き、参加した小学生からは、「帰ったら早くお風呂に入って入浴剤を使いたい」といった感想が聞かれ、保護者は「小学校ではできない実験を披露してもらい、楽しく科学を学べていたようです」と話していました。

秋山教授は、「ユニコム・セミナーでの科学教室は、新型コロナ禍で一昨年度は小規模開催、昨年度は中止となりましたが、今回は感染予防対策を徹底した上で以前に比べて人数制限も緩和して開催することができました。はじめて会った参加者同士での会話など和気あいあいとした姿を久しぶりに見ることができ、とても感慨深いものがありました。また、学生たちは大学で得た知識を誰かに説明することの難しさや、相手の年齢に合わせたコミュニケーション方法を考えるなど貴重な学びの機会になったのではないかと思います。今後も科学の魅力を伝える活動を展開していきます」と語り、今回初めてボランティアとして科学実験教室に参加した根本妃菜さん(1年次生)は、「中学校の理科系教員を目指しているので、子どもに科学の魅力を伝える力をつけたいという思いから参加しました。秋山先生の伝え方や見せ方を学ぶと同時に、保護者や子どもからの質問にうまく答えられない自分の知識不足を感じました。今回見つかった課題を改善して、次回は科学の魅力をよりよく伝えられるようにしたい」と話していました。