大学院生の小野原さん、4年次生の東浦くんが、国際サイトカイン・インターフェロン学会でポスター発表をおこないました。

 大学院工学研究科応用理化学専攻2年次生の小野原えみさんと、工学部生命化学科4年次生の東浦悠太君(指導教員:小島直也 教授)が9月20日〜23日にハワイ島で開催された国際サイトカイン・インターフェロン学会(10th annual meeting of the international cytokine and interferon society)で免疫応答に関する研究成果のポスター発表をおこないました。(演題名:Recognition of cell wall teichoic acids displayed on intact cell walls of Lactiplantibacillus plantarum by murine macrophages leads to IL-12 secretion.)

 この学会はアメリカやヨーロッパ、日本などの様々な国からの研究者が集まり、免疫学の先端研究について議論し合う国際学会です。小野原さんと東浦君は免疫細胞がどのように細菌を認識して免疫応答をおこなっているかについて調べた研究成果について、ポスターセッションに参加しました。
修士の小野原さんは、「過去にも学会発表の経験がありましたが、コロナ禍の影響でオンライン参加でした。今回、実際に学会会場を訪れての対面参加でしたが参加者の熱量がすごかったです。若い研究者や女性研究者も多く、活発にディスカッションしており、非常に刺激を受けました。」と感想を語ってくれました。また、4年生の東浦君は「学会参加は初めてでしたが、外国の研究者からは一人前の研究者として扱われ、熱心に質問を受けたので嬉しかったです。自分の英語力が通じるか、挑戦するつもりで参加しました。大変でしたが頑張ってコミュニケーション取れたと思います。」と語ってくれました。

これまでコロナ禍で学内でも学外でもなかなか研究交流が難しい時期が続いていましたが、このような貴重な経験を積むことで一層、自身の研究へのモチベーションが高まったようです。小野原さんは「研究職に就職するので、今回の学会の経験を活かしたい」と、東浦君は「大学院へ進学して、免疫細胞が細菌を認識するときのシグナル伝達を詳細に明らかにしていきたい」と話しています。