スーパーマーケット・トレードショーで乾物を使ったレシピ冊子を配布しました

健康学部健康マネジメント学科では2月16日から18日まで千葉県・幕張メッセで開催された「スーパーマーケット・トレードショー」(主催:一般社団法人全国スーパーマーケット協会)で、「フィールドワークB」の授業で制作したレシピ冊子『乾物ってすごい!! おうちでKANBUTSU料理を作ってみよう』を配布しました。「フィールドワークB」は身近な健康課題を発見し、自主的な調査や研究を経て解決を目指す授業で、学生と教職員のQOL向上を目指す「東海大学KENKOプロジェクト」の活動と連携。初鹿野茉子さん(3年次生)、内本栞さん(同)、小峰茉里さん(同)、鈴木拓真さん(2年次生)、何弘希さん(1年次生)が食育プロジェクトとしてレシピ開発に取り組み、森真理准教授の指導のもと、日本かんぶつ協会の協力を得て冊子をまとめました。

当日は、日本かんぶつ協会のブースで森准教授が来場者に内容を説明しながら冊子を配布。「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で学生がブースに立つことはかないませんでしたが、乾物の栄養価の高さやさまざまな料理に活用できると知ったことは大きな学びになりました」と語ります。日本かんぶつ協会シニアアドバイザーの星名桂治氏は、学生向けに対面と遠隔で2度の講義を担当した様子を振り返り、「乾物は昔から毎日の食事に欠かせないものでしたが、近年の若い人たちはその存在や使い方を知りません。協会として大学とのコラボレーションは初めての取り組みでしたが、講義の感想をまとめた学生たちのリポートには乾物のよさに感動したコメントが多く見受けられ、非常によい普及活動になったと感じています。今後も活動を発展させていきたい」と展望を話しました。

レシピ冊子では、乾物の定義や生野菜との栄養価の比較に加え、昆布や切り干し大根、かつお節といった乾物の写真とともに、それぞれの栄養価を紹介。切り干し大根や芽ひじきなどを使った「KANBUTSU炊き込みご飯」や、白きくらげ、麩を用いた「KANBUTSUカレー」のほか、肉の代わりに大豆ミートを使った「KANBUTSUビビンパ」、小麦粉を高野豆腐パウダーで代用した「高野豆腐のホワイトソース」「KANBUTSUグラタン」「かぼちゃのカスタードプリン」など17のレシピを掲載しました。初鹿野さんは、「若い人にも親しみやすいように和食だけでなく洋食や中華、韓国料理、デザートまで幅広いレシピを考えました。乾物は食物繊維が豊富だと知り、より多くの人に日々の食事で使ってもらえるように伝えていきたい」とコメント。内本さんは、「料理に使うのは難しいという印象がありましたが、思っていたより使い勝手がよく、どんな料理にも合うと感じました」と感想を話していました。

なお、ご希望の方にはレシピ冊子を進呈します。日本かんぶつ協会事務局(メール:jimukyoku@j-kanbutsu.jp)までお問い合わせください。