健康学部健康マネジメント学科の森真理准教授と小林理准教授が有志学生と昨年12月14日に、小田原百貨店大雄山店を発着点とした2コースを使ったウオーキングイベントを開催しました。平成31年度神奈川県県西地域大学連携事業に採択された「歩いて食べてME-BYO改善プログラム」の一環で実施したもの。地域住民ら22名と学生8名が参加しました。
学生たちはイベントに使う既存のウオーキングコースを事前に下見し、オリジナルのウオーキングコースを制作しました。当日は、森准教授が「ME-BYO改善に有効な有酸素運動とその後の栄養摂取のポイント」について講義したあと、学生が普段から運動している人向けの坂の多いコースと、初心者向けの平坦なコースの2つを説明。靴の選び方や水分補給の仕方などを説明しました。アイスブレイクとして学生が考えた自己紹介ゲームなどを楽しんだ後、準備体操をして地図を片手にグループ毎に学生と一緒にスタートしました。2つのコースには学生が事前に準備したチェックポイントが5カ所ずつ設定してあり、参加者はクイズの問題を予測して、橋や山の名前などの情報収集をするためにチェックポイントで立ち止まり、記録をしながら歩きました。約3.5kmのコースを回った後は小田原百貨店大雄山店に戻り、本学科の学生が提案した適塩で低栄養予防に期待できる「ロコモコ風アジバーグ丼!」を試食。その後はチェックポイントのクイズ大会で交流を深めました。
杉本珠菜さん(2年次生)は、「一人暮らしのご高齢の方が、“いつも人とほとんど話さないから、こうしてみんなで話せるのはいいね。心から笑ったのは久しぶり”と言ってくれたことがうれしかったです。身体の健康だけでなく、心の健康にもいいイベントになったのでは」とコメント。黒沢舞乃さん(同)は、「アイスブレイクから盛り上がってくださり、そのままの雰囲気で楽しみながらコースを歩くことができました。来年、再来年も続けて、多くの人に参加してもらいたい」と話します。歩き方などを説明した長田裕和さん(同)は、「姿勢をよくして、腕は90度に振る、歩幅は大きく、目線は遠くに置くなど、授業で習ったことを生かして指導役を担いました。ウオーキングは続けていくことが大切。今回のイベントがME-BYO改善につながればいい」とまとめました。
今年度の活動内容は一冊の報告冊子にまとめ、小田原百貨店や神奈川県内の未病センターで配布予定。自身の未病状態を理解した上で、それらの改善方法の一つとして有酸素運動と栄養摂取、また、人との交流が重要であることのアピールにつながればと期待しています。