健康学部健康マネジメント学科の西垣景太准教授が「2022年度ティーチング・アワード」の優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南キャンパスで行われた授賞式で松前義昭学長から賞状と目録が授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。学生による授業アンケートなどの結果に基づき、ユニバーシティビューローを中心とした厳正な審査を経て学長により決定されるもので、2022年度は5名に優秀賞を授与しました。
健康学部は、さまざまな視点から健康について考え、知識や技術を生かしていく方法を身につけていく学部です。その中で、運動心理学や子どもの発育発達が専門の西垣准教授は、「健康と運動の心理学」「健康づくり運動の実技と指導B、C」などの科目を担当しています。講義科目については内容の一部を事前に配信して予習を促し、授業の中で理解を深められるよう配慮。講義や実技の授業ともに、話が一方通行にならないよう心がけ、学生がじっくり考えたり体を使ったりする時間を設けています。また、提出されたリポートから理解度を確認するとともに、次の授業の冒頭でその一部を発表しながら前回の振り返り、各授業の内容がスムーズにつながるよう工夫。さらに、重要な概念についてはわかりやすいたとえ話を挙げるなど、学生が自分の経験や状況に即して理解できるよう務めています。
西垣准教授は、「学生たちが各回の内容について納得するとともに、新たな気づきを得られる授業を目指してきました。その思いが伝わったことをうれしく思います。学生たちには大学の学びを通して、自分自身を客観的に見てあらたな可能性や自分の経験してきたことの価値を見いだすとともに、興味を持った分野を追究していく力を伸ばしてほしいと思います。今回の受賞をよい意味での自分へのプレッシャーに変え、すべての学生に満足のいく何かを与えられる授業を目指して努力していきます」と話しています。