大学院健康学研究科1年次生の佐俣明香莉選手が8月22日に、フランスで開催されたスカイランニングの国際大会「L’ ÉCHAPPÉE BELLE」の女子SKY(21km、累積標高2000m)で8位となり、トップ10入りを果たしました。「快速登山」と呼ばれるスカイランニングは、急峻かつテクニカルな斜面や標高2000m以上の高山がコースに設定され、どれだけ短い時間で駆けられるかを争います。佐俣選手は大学入学後に競技を始め、2023年のアジア選手権大会で7位、24年の全日本選手権大会では初優勝を飾るなど、数々の実績を残してきました。


9月29日には湘南キャンパスで、健康学部の西垣景太准教授、安田純講師、スポーツ医科学研究所の山田洋所長とともに木村英樹学長を表敬訪問。研究や日々のトレーニング、遠征費を獲得するためのスポンサー集めまで、多岐にわたって意見を交わしました。佐俣選手は、「これまでは主に23歳以下の国際大会に出場してきましたが、今回は年齢制限のない国際レースでトップ10入りできました。スカイランニングは30歳代以上でも強い選手が多い競技スポーツです」と説明。健康学部在籍時は西垣准教授から運動指導や心理学などを学び、現在は運動栄養学などが専門の安田講師の下で修士論文の研究に励みながら、食事やレース中の飲料にまで気を配っているといいます。また、木村学長から今年7月に湘南キャンパスにオープンした人工環境制御室「H³-Lab.」(エイチキューブラボ)でのトレーニングについて聞かれた佐俣選手は、「実際の山岳コースのように勾配をつけて上半身の体重を乗せて走れば山道で踏み込む練習にもなります。山田先生を始め、専門家の下で低酸素でのトレーニングができ、湿度や気温まで設定できるのは非常にいい環境」と話しました。
佐俣選手は11月2日に新潟県で行われる全日本選手権大会を控えており、木村学長は、「大学の強化クラブではなく、個人で国際大会に出場するほど頑張っている学生は多くはありません。キャンパスの施設を存分に使い、先生方のサポートも受けて、これからも活躍してください」とエールを送りました。


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