
筧 菜奈子 講師
かけい ななこ
所属 教養学部 芸術学科
学位
博士(人間・環境学)
研究分野
絵画/イラストレーション/現代美術
キーワード
#絵画 #イラストレーション #アート
絵画を表現/研究する
イラストレーション・漫画を用いた出版活動
イラストレーションと文章を組み合わせて、現代アートや装飾美術に関して解説する本を出版しています。イラストレーションは、情報を伝達する能力のとても高い表現です。どのように描けば、見る人に情報が伝わりやすくなるのかを常に意識して、制作しています。近年は、漫画表現を取り入れた表現も行なっています。そのため、コマ割りの技術や、視点の設定などの研究を日々行なっています。

左から、『めくるめく現代アート』(フィルムアート社)、 『日本の文様 解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『いとをかしき20世紀美術』(亜紀書房)
抽象絵画・装飾美術についての研究
現代アートや装飾美術に関する研究活動も行なっています。現代アートの変遷について、ひろく調査するとともに、特に、抽象絵画や装飾美術についての研究を行なってきました。抽象絵画については、アメリカの画家ジャクソン・ポロックについての研究書を出版しています。作品の制作過程を映した映像を分析したり、作品が絵画としてだけではなく、装飾品として受容された理由について考察を行なったりしています。装飾美術については、日本の文様が20世紀初頭のアメリカ絵画に与えた影響について、現在調査を行なっています。

著書『ジャクソン・ポロック研究』(月曜社)
絵画制作について
水彩や油絵、岩絵具など、多様な画材を用いて絵画制作を行なっています。作品のテーマは、「絵画と装飾のはざまにあるもの」。国内で展示を行うだけではなく、アラブ首長国連邦やイタリアなどでも展示を行うなど、国際的に活動をしています。

絵画と鉱物とを組み合わせた作品の制作風景
筧先生が注力しているSDGs


芸術学科に興味がある受験生へ
わたしのラボでは、絵画表現を追究する学生が所属しています。構図や色彩など、絵画を表現する上で基礎となる勉強から始めて、オリジナリティを発揮するための鍛錬を行なっています。
本研究内容に関心がある外部の方へ
学生の絵画作品を地域の商業施設に展示するといった活動を多く行なっています。絵画作品がお役に立てる場がございましたら、お声がけください。