学生の作品が毎日広告デザイン賞の学生賞に選ばれました

教養学部芸術学科デザイン学課程4年次生の松浦桃子さんの作品がこのほど、「第83回毎日広告デザイン賞」(主催:毎日新聞社)で学生賞に選ばれました。毎日広告デザイン賞は、新聞広告の新しいアイデアと新しいクリエイティブの発掘を目的に毎年行われているものです。松浦さんは本学科の渡辺哲生教授による授業「グラフィックデザイン実習」を受講しており、この授業では完成した作品を同賞に応募しています。企業の広告を提案する「一般公募・広告主課題の部」に応募した松浦さんは、サントリーの飲料製品「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」を題材に新聞掲載用の30段広告を制作。渡辺哲生教授と大曲龍太郎講師の指導を受けながら約3カ月かけて仕上げ、優れた学生の作品に贈られる「学生賞」に選出されました。

松浦さんは、「商品のさわやかさや清涼感を青で、ほんのりとした甘さを表現するため黄や赤を使い、得意の水彩でまとめました。イメージを重視したデザインを意識し、デジタルが主流の作品が多い中で手作りならではのあたたかさを前面に出しました。作中の曲線は、細かいラインを描ける面相筆を複数組み合わせた自作の筆で描きました。賞に選んでいただけたことは、とても光栄なことでうれしい。これを励みに、今後も水彩によるデザインの可能性を探っていきます」と話しました。

指導した渡辺教授は、「松浦さんの制作する際の集中力や、情熱を高く評価しています。次の時代をつくっていくことを心から期待するとともに、これからも自分のよさを伸ばしてほしい」と語りました。なお、毎日広告デザイン賞の表彰式は5月10日(火)に、東京都千代田区の如水会館で行われます。

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