国際学科の学生がタイの国際学会で発表しました

教養学部国際学科4年次生の安藤裕盛さんが、7月1日から3日までタイ・バンコクで開かれた国際学会「2nd GEN TEFL International Conference “Rethinking ELT in the Age of Ubiquitous Technology”」に学部生で唯一参加しました。この学会は英語教育における研究や教授法でのストラテジーを学習、共有、議論することを目的に開かれているものです。安藤さんは、国際教育センターの中川浩講師の指導を受けて国内外の学会に参加しており、本学会でも昨年に続いて研究発表を行いました。

安藤さんの研究テーマは「Application of WTC into Classroom Activity」で、英語教育におけるWTC(Willingness to Communicate/発話する意欲、コミュニケーションを取ろうとする意欲)について発表しました。「英語の授業では、間違えるのが怖くて発言できないという人が多くいるため、先生が間違いに寛大であるという姿勢を積極的に示すことで、間違ってもいいという環境をつくりましょうというのが私の提案です。ほかの参加者からも肯定的な意見を多くいただきました」と語ります。

「もともとは英語が苦手で、高校時代はセンター試験の過去問題は2割ほどしか解けませんでした。でも、予備校の夏期講習で出会った先生に、“私が言ったことをきちんと守れば8割はできるようになる”と言われて必死に勉強しました」と振り返ります。大学入学後は、アイスランドへ学部留学し、インターンシップでアメリカに行くなど、学会や個人旅行を合わせると、27カ国を訪れたといいます。「国際学科は学年をこえてともに学ぶ環境があります。留学するときも授業で出会った先輩からもらったアドバイスがとても参考になりました。東海大学にはさまざまな学部学科があるのも魅力で、今は心理学の勉強もしています。卒業後はイギリスの大学院に進む予定で、世界で認められている英語教育について学びを深め、将来的には大学の英語教員になりたい」と夢を語っています。

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