「TOKAI芸術シニアアカデミー」を開催しました

教養学部芸術学科では、11月25日から12月9日まで湘南キャンパスで「TOKAI芸術シニアアカデミー」を開催しました。本学が文部科学省から採択を受けて取り組んでいる「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」の一環で毎年実施しているもの。平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町に在住、在学、在勤している50歳以上の人を対象に、本学科3課程(音楽学・美術学・デザイン学)の特徴を生かしたプログラムを3回シリーズで開講し、今年度は17名が参加しました。

音楽講座は「トルコの音楽と歴史」をテーマに、音楽学課程の松本奈穂子准教授が、軍楽、古典音楽、民族音楽など多様なトルコ音楽の魅力を、周辺諸国の音楽作品やヨーロッパの名曲などにも触れつつ紹介。第2回の講座ではウード演奏家・常味裕司氏を講師に招き、トルコ音楽とアラブ音楽の共通点や相違点なども説明しました。美術講座では美術学課程の河野孝博教授の指導のもと、「銅版画制作―メゾチント技法にチャレンジ!―」に取り組みました。地域連携センター所長でデザイン学課程の池村明生教授と芸術工房担当の青柳豊和技師補が担当したデザイン講座では、「陶器で印をつくる―“自分”を表わすオリジナル印をデザインする―」と題して、自由な印章をデザインし、陶土を印材にしたオリジナル印を制作しました。

9日の講座後には3講座合同で修了式も行い、各講座の担当教員が履修者に修了証を手渡しました。地域連携センターの池村所長は、12月18日(月)から22日(金)まで小田急線東海大学前駅南口の「TOKAIクロスクエア」で「TOKAI芸術シニアアカデミー2017報告展」を開催することに触れ、「地域の方々と交流する拠点としてクロスクエアを設けています。学生や先生の研究室になったり、映画館になったり、さまざまな企画を実施しています。報告展もぜひのぞいてください」と語りました。

参加者からは、「音楽は初心者ですが、一生懸命聞きました。これをきっかけにさらに勉強したいと思いますし、また機会があれば参加したい」「彫刻刀の使い方もわからず、初日は泣きそうになりながら帰りましたが、だんだんと形になっていくのは楽しかったです」「整った環境で指導を受けられて、作品という形に残るものを作ることができて感謝しています」といった感想が聞かれました。

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