ベトナム・国立フエ大学との国際ワークショップを開催しました

教養学部人間環境学科社会環境課程では1月3日から7日まで、ベトナム・国立フエ大学との国際ワークショップ「BUSINESS STRATEGIES FOR PROMOTING GOODS AND SERVICES – THE CASE OF JAPAN AND VIETNAM」をフエ市で実施しました。マーケティングや国際経済について学ぶ学生が自国の製品やサービスを海外に販売する戦略を実際に立案し、相互に発表する機会として初めて企画したもので、本課程からは隈本純准教授の研究室に所属する学生14名が参加しました。

隈本ゼミの学生たちは昨年1月からマーケティングに関する専門書の輪読やベトナムの社会・文化に関するリサーチを開始。その結果を踏まえて、9月から具体的なビジネスプランを立案。ベトナムの市場動向や具体的な価格や輸出入に関する税制なども調査し、カフェ文化が栄えている同国の文化を背景にホーチミン市のレタントンストリートに抹茶カフェを設けて日本文化を発信するプランと、美への意識が高い女性をターゲットにこんにゃく芋でつくったスポンジを販売するプランをまとめました。ワークショップでは、フエ大の学生や教員らを前に成果を発表。フエ大の学生もベトナムオーガニックコーヒーやティーツリーオイルを日本に輸出するプランを提案し、分析手法や実現への課題などについて議論を交わしました。

ゼミ長の山口喜生さん(3年次生)は、「専門書の輪読やリサーチを続けていく中で、それぞれのテーマへの関心が高まり、自ら学ぶ姿勢を持って課題に挑戦することの重要性を実感しました。実際にビジネスプランを立てるところまで経験したことで、本で学んだ知識が自分のスキルとして身についたと感じています」とコメント。小澤理美さん(同)は、「正しい情報に基づいて細かく調べることの大切さを実感し、やり遂げた達成感を味わえるとても貴重な機会でした。ゼミで学んでいるマーケティングの知識が、世界共通の考え方であることや、知識はアウトプットしなければ意味がないと実感できました」と話していました。

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