「湘南里川づくり地域フォーラムin平塚」を開催しました

教養学部人間環境学科自然環境課程の藤野裕弘教授が会長を務める「湘南里川づくりみんなの会」が、10月14日に平塚市旭南公民館で「湘南里川づくり地域フォーラムin平塚~里川ってなんですか? みんなで考える~」(共催:平塚市企画課、金目川水系流域ネットワーク、河内川あじさいの会、NPO法人東海大学地域環境ネットワーク、東海大学大学院人間環境学研究科・教養学部人間環境学科自然環境課程)を開催しました。キャンパス近隣の秦野市、伊勢原市、平塚市の3市をフィールドに地域特性に合わせた内容で実施されているもので、今回は平塚市の市民や市職員、人間環境学研究科と自然環境課程の学生ら約60名が参加しました。

開会にあたって藤野教授が、「この機会を通じて我々の活動を知っていただくとともに、今後の里川づくりに向けて、流域の地域に住む皆さんの意見をうかがえればと思います」とあいさつ。続いて河内川あじさいの会代表の石井豊氏が登壇し、河内川沿いでのあじさいの植樹活動や、今年14回目を迎えた「旭 河内川 あじさいまつり」の開催報告など、同会がこれまで実施してきた環境保全活動について語りました。また、金目川水系流域ネットワークの佐藤道夫氏が、平塚市に生息する鳥類について発表。平塚市の「市民の鳥」に選定されている「しらさぎ(コサギ)」をはじめ、季節ごとに金目川付近に表れる数々の鳥類を、自身が撮影した写真とともに紹介しました。

その後は会場全体を3グループに分けてグループ討議を行い、「里川」と聞いて思い浮かべる情景や展望について意見を交わし合いました。参加者からは、「昔は産業廃物が流れ込んだりごみが浮かんでいたりとひどい状態のときもあったけれど、今は市内の川で、釣りをしている人や水遊びをしている子どもの姿をよく見かけます。大学や地域の団体の活動のおかげだと、今日の講演を通じて感じました」「市内にいる鳥の種類や特徴の話が興味深かった。今度街を歩くときに木の上や川沿いを注意深く見て探します」といった感想が聞かれました。

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