音楽学課程が「第32回箏定期演奏会」を開催しました

教養学部芸術学科音楽学課程では10月30日に、神奈川県・海老名市文化会館で「第32回箏定期演奏会」を開催しました。本課程の開講科目「器楽」の授業で箏を履修している1、2年次生と、過去に履修していた3、4年次生が合同で日ごろの成果を発表する、年に1度の演奏会です。今年度は4名の学生が出演しました。

学生たちは、国内外で活躍する箏奏者・吉澤延隆さん(大学院芸術学研究科2006年度修了)の指導のもと練習を積んできました。当日はその成果を発揮し、『十七絃独奏による主題と変容≪風≫』(牧野由多可作曲)、『鷹』(沢井忠夫作曲)といった楽曲を披露。曲の合間には、吉澤さんが各曲の特徴や作曲者の意図などを解説しました。また最後には、本演奏会のための委嘱作品『気流にのって』(池上眞吾作曲)を出演者全員で演奏し、三味線、箏、十七絃の各パートがソロ演奏に挑戦し、それぞれの楽器の音色を来場者に披露しました。箏を演奏した江川紗英さん(4年次生)は、「リハーサルよりいい演奏ができたと思うので満足しています。今回、私以外は大学から楽器を始めた人ばかりだったので、初心者でも弾きやすい曲を提供していただきました。大学で努力したことはずっと大切な思い出として残ると思うので、この定期演奏会を来年以降も続けられるよう後輩たちに頑張ってもらいたい」と語りました。

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