岩本ゼミが松田町のシティープロモーションに取り組んでいます

教養学部人間環境学科自然環境課程の岩本泰准教授のゼミが7月28日に、神奈川県松田町の「令和2年度松田町関係人口創出・地域活動育成支援事業」に関するオンライン意見交換会に参加しました。松田町では総務省の平成31年度「関係人口創出・拡大モデル事業」に採択されたことを受け、地域外からの関係人口を増やすことを目的とした取り組みを継続してきました。岩本ゼミでは、持続可能な地域づくりについて研究していることからこの活動に協力し、昨年度は「令和元年度松田町関係人口創出・拡大モデル事業」に参加。町長との意見交換会や、イルミネーションイベント「松田きらきらフェスタ」の装飾を提案しました。今回の意見交換会は、今年度も続く同事業のために、新たなシティープロモーションを考案しようと企画したもの。当日は、松田町役場定住少子化担当室の職員2名とゼミに所属する3年次生8名が参加しました。

初めに松田町の職員が、今年度の事業で取り組むシティープロモーション案として、同町のPR動画制作を提案。新型コロナウイルスの感染拡大により人の往来が停滞している中でも関係人口・定住人口を増やすために、同町に居住したときのイメージがわくような動画の制作案について説明しました。続いて、学生たちが動画の内容についてディスカッションし、「見ている人が飽きないよう、長くても2分の動画にした方がいい」「小さい子どもがのびのび遊べる環境であることをPRすれば、子育て世代の人に響くと思う」「多世代の地元住民の方々にインタビューして、老若男女問わず住みやすい地域であることを伝えたるといいのでは」「親世代ではなく、子どもたちに住みやすさや町の魅力を聞くことができれば新鮮で面白いと思う」など、活発にアイデアを出し合いました。

今後は動画の構成をゼミで検討し、秋学期から撮影・制作を始める予定です。参加した学生は、「動画制作は初めての試みですが、多くの人に松田町の魅力が伝わる内容にしていきたい」と意気込んでいます。