教養学部芸術学科音楽学課程では12月18日に、神奈川県立音楽堂で「第50回定期演奏会」を開催しました。学生たちが日ごろの学びの成果を披露しようと、毎年12月に実施しているもので、選抜学生が出演。会場では、消毒や検温、入場者数の制限など、新型コロナウイルスの感染症の対策を徹底しました。
当日は、ヴィオラ・ダ・ガンバの合奏にはじまり、ピアノ、ホルン、シロフォン、ヴァイオリン、サクソフォンの独奏、木管五重奏やソプラノ二重唱など、多岐にわたる演奏を披露。幅広い世代の音楽で会場を魅了しました。声楽専攻の大野遥さん(4年次生)は、「来年2月の卒業演奏会も開催できるかわからない状況なので、『次がある』という甘い気持ちは持たず、『これが大学最後かもしれない』という思いで準備してきました。これからも、コロナ禍でも前を向ける音楽を届けていきたい」と語ります。また、ヴァイオリン奏者の好本美紀さん(4年次生)は、「例年開催しているさまざまな演奏会が相次いで中止になり、今回が最上級生として出演する初めての舞台となりました。先生方や同級生、後輩の支えがあってこの日を迎えることができましたし、音楽ができるよろこびをあらためて感じる1年でした」と振り返りました。
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