教養学部FD研修会をオンラインで開催しました

教養学部では7月17日にオンラインで、FD研修会「学部と町の連携可能性(足柄上郡松田町)」(共催=大学院人間環境学研究科)を開催しました。本学部は今年1月に神奈川県松田町と「連携に関する覚書」を締結し、さらなる連携強化や地域社会の持続的発展、未来の担い手を育成する実践的教育の推進を目指して活動しています。松田町は2019年度に総務省「関係人口創出・拡大事業(裾野拡大型)」に採択され、関係人口の増加を目的に本学部の教員と学生が協力してきたことから、今回は活動の現状紹介と今後の連携可能性について考えることを目的に実施しました。

当日は、松田町役場定住少子化担当室の重野寿利さんを話題提供者として迎えました。初めに松田町の概要や2020年度から本学部人間環境学科の岩本泰教授のゼミと取り組んできた関係人口創出に向けたプロモーション活動、自然豊かな地域の特色を生かしたイベントや観光スポットを紹介。また、「まちづくり戦略プロジェクト」について、コミュニティ活性化に向けたプランや小田急線新松田駅とJR松田駅の周辺整備、町産品のブランディング・販売促進、間伐材などの地域資源を活用した再生可能エネルギー事業、教育環境の充実や子育て世帯の支援、高齢者コミュニティの創出などの計画について語りました。

続いて、本学部の教員がデザインや音楽、環境学などそれぞれの専門分野を踏まえたまちづくりへの協力可能性について意見交換。最後に室田憲一学部長が、「教員や学生がフットワーク軽く活動できることが大学の利点。授業を通じ、今後も学生がさまざまな形で活動に参加し、互いに協力していければ」と話しました。