情報科学科の日向寺准教授が「巽良知研究奨励賞」を受賞しました

情報理工学部情報科学科の日向寺祥子准教授がこのほど、学校法人東海大学の「2022年度松前重義記念基金奨励賞 巽良知研究奨励賞」を受賞。1月13日に湘南校舎で開催された授与式で山田清志学長から表彰状を受け取りました。松前重義記念基金は、建学50周年記念事業の一環として1993年度に設立されたもので、創立者・松前重義博士の偉業を顕彰し、その理念を継承することで学園の人材育成と諸活動の向上発展に寄与することを目的としており、さまざまな奨励賞、奨学金、助成金制度を実施しています。巽良知研究奨励賞は、学園の教育発展に貢献した巽教授の功績を記念し、本学の電気系分野の優秀な研究を行う教職員または団体を表彰しています。

日向寺准教授は、「計算化学的手法による生体高分子の機能解析に関する研究」をテーマに研究を展開しています。この研究は、人間の身体をつくり上げるタンパク質をはじめとした生体高分子が体内でどのような挙動を示すのか、また病気の発現過程や薬がどのように作用して効果を示すのか、コンピュータシミュレーションを用いてミクロレベルで解析するものです。

日向寺准教授は、「本学には数多くの優秀な研究者が在籍する中、このような栄えある賞をいただき大変光栄に思います。充実した研究施設はもちろん、分野を越えた研究者同士が容易に交流できる環境に支えられ、学際的な研究を展開できているからこそ今回の受賞につながりました。受賞を励みにこれからも研究成果を残すとともに、よりよい社会づくりや人々のQOL向上に寄与したい」と喜びを語っています。