コンピュータ応用工学科の村松講師がラオス国立大学工学部などで最先端ロボットに関する講演を行いました

情報理工学部コンピュータ応用工学科の村松聡講師が11月1日、2日に、ラオス国立大学工学部と同国・ピアワット高校で先端ロボット研究に関する講演を行いました。ラオス国立大学の創立20周年記念行事に協力した在ラオス日本大使館が、日本の文化や技術を紹介しアピールすることを目的に若手ロボット研究者による講演として企画したもので、村松講師が依頼を受けました。ラオスでロボットに関する講演会が開かれたのは初めてということもあり、会場には多くの聴衆が集まったほか、講演の様子が現地で開かれたロボットコンテストで放映され、地元新聞にも大きく扱われるなどメディアや学生から多くの反響がありました。

講演で村松講師は、これまで取り組んできた知能ロボットに関する研究を紹介。近年話題になっている自動運転に関する移動機能を有した知能ロボットについて解説したほか、紐や布などの柔軟物の操作・作業に関する双碗ロボットなどについて、スライドを用いながら説明しました。また、創立記念行事として開かれていたロボットコンテストの会場では、大使館とラオス国立大の関係者から、ロボットを作製中の学生を指導してほしいとの依頼を受け、急きょ技術指導にも当たりました。会場では現地の学生や教員からの質問に答えたほか、教育省の次官らとも活発に意見を交換しました。

村松講師は、「ラオスをはじめ東南アジア諸国は著しい速度で目覚ましい経済発展を続けています。このような現状において、わが国の技術力や文化を現地の人々に伝えるとともに、支援・育成していくことは将来的に同じ価値観を持つ心強いパートナーを得ることにつながり、国益に大きく貢献できると考えています。今回の講演と指導を通じて、そのような活動の一翼を担うことができて大変光栄です。ラオスは今後の経済発展に向けてロボット技術を重視しており、東海大学が世界に先駆けてロボット技術を発信できたことは、本学のアピールとしても大変意義があると同時に、今後のラオスとの友好関係を築く大きな一歩を踏むことができたのではないかと考えています。これからも継続的に活動していきたい」と話しています。

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