東海大学情報技術センター(TRIC)ではこのほど、中国科学院(CAS)のリモートセンシング&デジタルアース研究所(RADI)と研究・教育協力に関する協定書を取り交わしました。RADIは、リモートセンシングに関する中国最大の研究所で、約700名の研究者・技術者を擁し、500名をこえる大学院生を受け入れています。協定締結を受けて、今後はリモートセンシング分野での研究協力や教育の相互交流が期待されます。
締結式は昨年12月28日に北京にあるRADI本部で開催。RADIのグ・シンファ所長とTRICの長幸平所長代理(情報理工学部長)が協定書に署名しました。式典にはTRICの中島孝教授(情報理工学部情報科学科)や前TRIC研究員で現在はRADIで研究教育に従事しているフスリート教授ら関係者も同席しました。
また、同日開催されたRADIセミナーでは、長所長代理と中島教授が最新の研究成果を発表。多数が出席したRADIの研究員や大学院生と活発に議論を交わしました。席上、長所長代理が11月に東海大学が文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」に選定された「グローカル・モニタリング・システムの構築による安全・安心な社会への貢献」について協力を要請すると、グ所長からは「非常に重要な概念で、ぜひ協力したい」との返答があり、1月中に東京で再会することが決まりました。