情報理工学部の黒田輝学部長がこのほどアジア磁気共鳴医学会(Asian Society of Magnetic Resonance in Medicine)の会長に就任しました。2020年10月に開かれた同学会の総会を経て承認されたものです。AMSRMは日本、中国、韓国をはじめとしたアジア諸国における磁気共鳴医学研究の発展を目的として2018年度に設立されました。黒田学部長は2020年9月から日本磁気共鳴医学会(Japanese Society for Magnetic Resonance in Medicine)の理事長も務めています。
黒田学部長は磁気共鳴画像化法(Magnetic Resonance Imaging, MRI)に基づく体内の熱・物質輸送の非侵襲可視化に関する研究に長年にわたって従事し、数多くの研究業績を残してきました。またMRIの安全性評価委員会や理事会を通じてさまざまな学会活動を展開してきました。このたび日本だけでなく、アジア全体の研究をリードする役職に就き、「大変名誉かつ重い責任のある立場を拝命し、身の引き締まる思いです。アジアにおける磁気共鳴医学研究は日本、中国、韓国が進んでいますが、インドやシンガポールをはじめ多くの国々でも盛んであり、国際的影響力のある研究成果を出しています。今後は、日中韓以外の国々とも連携を深め、アジア全体の研究力向上に寄与できるよう会長としての役割を果たしていきたい」と語りました。さらに「9月にはパシフィコ横浜ノースで第49回JSMRM大会と第3回AMSRM大会を同時開催する予定です。同大会では本学医学部の先生方や学生による発表も多数予定しており、本学の研究力を世界に発信する機会にしたいと考えています」と話しています。