情報教育センター(共催・情報理工学部)は、2021年1月30日(土)にオンラインのZoom会議室上で、第5回「クリエイティブ作品コンテスト(CCC2020)」の公開プレゼンテーションを開催しました。新型コロナ感染症を配慮して、初のオンライン開催となった本コンテストは、2016年度から湘南キャンパスの全学生を対象に始まりました。2019年度からは東海大学の付属福岡高校からの作品応募も加わり、今回は第5回目の開催となります。
ICTのツール・技術を駆使した作品を発表するだけではなく、プレゼンテーションを公開することで、制作過程や作品に込めた思いを競い合い、学生の自己表現の場とすることを目的として連続して開催しています。2020年度は、静止画部門と動画部門の2部門を設け、1月23日の締め切りまでに13名13作品の応募がありました。本学学生の応募作品は、WEBサイトで一般に公開。また30日の公開プレゼンテーションまで、オンライン投票も実施されました。
30日の午後、情報教育センター所長・中嶋卓雄教授の開会挨拶の後、公開プレゼンテーションがスタート。Zoom会議室上では、作品の応募者自身が3分の持ち時間と2分間の質疑応答を通じて、応募者が作品のコンセプトや制作過程を集まった聴衆や審査員に伝える機会を設けました。運営にあたった情報教育センターの栗田太作准教授は、「本コンテストの審査は、(1)情報教育センター教員による審査、(2)WEB公開投票、(3)公開プレゼンテーション、の3つポイントを総合して審査しました。特に、公開プレゼンテーションの質疑応答では、学生の作品テーマに対する想いや情熱を強く感じました。また、作品とコロナ禍の生活が関連しているテーマもあり、学生自身も早くこの状況から抜け出したいのだと、ひしひしと感じました。」と振り返ります。厳正な審査の結果、最優秀賞には、情報理工学部情報科学科2年次生の荒井久範さんによる動画作品『ペンギンのお買い物』が選ばれました。また、情報教育センター所長賞には文学部広報メディア学科3年次生の高木理海さんによる動画作品『四季は巡る。』が選ばれました。
オンライン上の表彰式で各賞が発表され、情報教育センター次長・吉成雄一郎教授の挨拶で締めくくられました。審査にあたった情報教育センターの宮川幹平准教授は、「単なる技術習作ではなく、学生の熱い思いが作品の中によく表現されていました。また、高校生は高大連携・出前授業の成果がしっかりと活かされていました。」と話し、参加した学生からは、「他の学生の作品には大きな刺激を受けた」「これからも作品制作に励んでいきたい」といった声が聞かれました。
入賞作品は以下の通りです。
最優秀賞 『ペンギンのお買い物』 荒井久範さん(情報理工学部情報科学科2年次生)
情報教育センター所長賞 『四季は巡る。』 高木理海さん(文学部広報メディア学科3年次生)
静止画部門賞 『Colorful × Midsummer』 飯岡慶衣子さん(工学部航空宇宙学科3年次生)
動画部門賞 『ささやかな幸せ』 中川実優さん(文学部文明学科3年次生)
高校生特別賞 『THOSE WHO KNOW THE TRUTH』 榎薗さくらさん(付属福岡高等学校2年生)
高校生特別賞 『Digital Days』 廣末正輝さん(付属福岡高等学校3年生)