デザイン文化学科のプロジェクト展「大学生が地域とコラボレーションする創造都市」を開催しました

国際文化学部デザイン文化学科では8月29日から9月4日まで、紀伊國屋書店札幌本店2階ギャラリーを会場に、「デザイン文化学科プロジェクト展~大学生 が地域とコラボレーションする創造都市~」を開催しました。これは7月19日から9月28日まで開催されている「札幌国際芸術祭2014」の連携事業とし て、本学科の学生がこれまで地域住民や商店街、地元企業などとともに作り上げてきたアートとデザインに関するプロジェクト活動とその成果をパネルや映像も 使って展示し、札幌市が掲げる「創造都市さっぽろ」のコンセプトに向けた大学の取り組みを広く紹介しようというもの。期間中の8月30日には、同書店1階 インナーガーデンでミニシンポジウム「大学生が地域とコラボする創造都市へ」も実施しました。

2012年4月の開設以来、本学科ではデザインの力を社会で生かす教育を目標に掲げており、札幌市やキャンパスのある同市南区の地区センター、地域企業と さまざまな連携活動を進めてきました。今回の展示会は、それらの取り組みの中から、国際芸術祭にちなんだアートとデザインの作品やその背景を協働のプロセ スも含めて紹介しようというものです。また、これらを通じて、「創造都市さっぽろ」のあり方を多くの市民の方たちに考えてもらうことも目的としています。 展示の中心となったのは、札幌市経済局が主催した商店街の活性化コンテストで準グランプリを受賞した「北24条商店街プロジェクト」、南区内でのみ採石さ れ、明治時代から建築材料として活用されてきた溶結凝灰岩、通称「札幌軟石」を使った商品開発や歴史を探る「札幌軟石アートプロジェクト」、札幌キャンパ スに近い八剣山ワイナリーについてデザインのスキルを活かして広く社会にアピールする作品制作に取り組んだ授業の3つ。さらに、授業内で学生が制作した冊 子や作品も多数展示し、来場者の関心を集めていました。

30日のミニシンポジウムは、札幌国際芸術祭や”創造都市さっぽろ”におけるヒト・コト・モノの新しい関係性、大学と地域の役割について考える機会とする ことを目的に開催しました。当日は、札幌市内で活躍する人物を紹介するウェブサイト「札幌人図鑑」を運営する福津京子氏が司会を担当。展示で紹介したプロ ジェクトにちなんで、北24条商店街振興組合の小泉詔信理事長、株式会社八剣山さっぽろ地ワイン研究所の亀和田俊一氏代表取締役、札幌市経済局産業振興課 の平野誠課長、本学科主任の田川正毅教授がパネリストを務めました。約40人の参加者を前に、パネリストがそれぞれのプロジェクトに対する評価や感想を述 べたほか、「北24条商店街プロジェクト」に参加した本学科2年次生の東くるみさんと村田桃佳さんの二人も登壇。『親子でS(知る)K(関わる)T(体験 する)北24条~職業体験&集いの会』と題したイベントについて来場者に紹介しました。

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