地域創造学科の黒瀬選手が、マウンテンバイククロスカントリー競技で活躍しています

国際文化学部地域創造学科4年次生の黒瀬文也選手がマウンテンバイク(MTB)のクロスカントリー競技で活躍しています。MTBクロスカントリーは、起伏に富んだオフロードの山岳コースを走って順位を競う競技で、黒瀬選手は大学に入学した2017年以降では2年次に世界大学自転車競技選手権に出場。16位に入りました。また18、19年には世界トップレベルの選手も出場する国際大会「ポルトガルMTB」にも出場しています。

黒瀬選手は高校時代から北海道の自転車ショップなどのサポートを受けているものの、指導者やチームスタッフはおらず、札幌市のばんけいスキー場にあるMTBコースや公道を練習拠点としながら、一人で自転車のメンテナンスから練習メニューを考えています。これまでに最も印象深かったレースとしてポルトガルMTBを挙げ、「獲得標高1万mを超える中で2人1組になり、6日間連続で総距離約350kmを走るタフなレース。完走も難しい中でしたが、最後まで走り切るだけでなく、海外のトップ選手の走りや食事の摂り方などを間近で学べました」と語っています。選手として高みを目指す一方、普及活動にも力を入れており、「レースの前日などに講習会を開いて、マウンテンバイクの魅力やレースでうまく走れるコツを伝えています。今後もできるだけ競技や普及活動を続け、北海道がマウンテンバイクの盛んな地域になっていけば」と大きな夢を描いています。

今年6月に予定されていた世界大学自転車競技選手権にも日本代表に選出されましたが、 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会は来年への延期が決まりました。ただ、今後1年間は出場資格があるため、黒瀬選手は「大学卒業後になりますが、来年の大会に参加したい」と意気込んでいます。