学部主催の「SPI解説講座」を開催しました

法学部では9月29日、3年次生を対象とした就職講座「SPI解説講座」を開催しました。法学部では公務員試験対策講座などさまざまな講座や行事を実施し、学生の就職活動を支援しています。今回は約60名の学生が出席し、講師の話に熱心に耳を傾けました。

「SPI」は適性検査の一種で、企業が新入社員を採用する際の試験として広く用いられています。講座ではSPIを開発したリクルートグループから招いた講師が、開発された背景や問題構成、測れる能力、企業側の活用方法などについて、最新のデータを交えて詳細に解説。SPIは外見上には表れにくい、対象者の潜在的な行動特性を測るために用いられ、問題の構成は「能力検査」と「性格検査」の2つに大別されると説明しました。その上で能力検査では、言葉を理解する力や数字を処理する力、論理的に考える力、情報を読み取る力といった知的能力を測るため、言語(国語系)と非言語(算数系)の分野で出題さることを説明。対象者にどのような特徴や持ち味があり、どのような組織が合うのかを測る性格検査の例題を体験した学生たちは、自分が協調型と自立型、挑戦型と確実型、それぞれどちらの傾向を持っているかを示す結果に、興味津々といった面持ちで見入っていました。講師からは、「自分の強みと企業が求める能力との共通点を探るのが、この性格検査です。内定を取れない学生の多くは、そのミスマッチに気づいていない。自己分析に使えるのはもちろん、企業研究にも使えるので、うまく活用してほしい。学生時代はやることが多くて大変だと思うけれど、今頑張ることが未来につながる。納得できる就職活動のために、できることから一つずつ進めてほしい」とエールが送られました。

法学部の玉巻弘光教授は、「SPIのような適性検査は民間企業だけでなく、公務員試験で利用している自治体も少なくありません。多くの学生が直近に直面する可能性のある、第一の関門と言えるでしょう。企業で単なる歯車として終わることなく、社会を動かす職につくために、自分を磨いてほしい」と学生たちに呼びかけました。

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