「公務員採用試験対策講座」を開講しています

法学部では9月27日に湘南キャンパス11号館で公務員を目指す1~3年次生を対象に「就職対策講座」を開催しました。11月15日まで全6回を予定している連続講座「法学部から公務員を目指そう! 公務員採用対策講座」の第1回として行ったものです。公務員採用試験の対策講座を手掛けるTAC株式会社から講師を招き、同試験の概要を解説するとともに、出題傾向や対策法などを講義する実践的な内容で実施しました。

第1回講座には約60名の学生が参加。講師を務めたTAC株式会社の夏苅美貴子氏が最初に、「独学で闇雲に問題に当たっても合格できない。きちんと作戦を立てて臨めば必ず受かるのであきらめずに頑張ってください」とエールを送りました。続いて、公務員採用試験について「教養択一試験は、120分の制限時間で、出題数は40問。合格ラインは26問以上正解すること」と解説。さらに「普通に40問を解こうとすれば1問当たり3分だが、30問に絞り込めば4分ずつ使える。全体の40問中13問、およそ33%を占める科目が『数的処理』で、ここを重点的に勉強することで合格に近づける」との分析結果を披露しました。

今回の連続講座もこの出題傾向を踏まえて実施しており、数的処理の演習を中心に面接対策を加えたカリキュラムで構成されています。実際に過去の問題に取り組んだ学生たちは、頭を抱えながらも講師の解説に頷き、真剣な表情でポイントをノートに書き写していました。学生からは、「法学部の受験科目に数学はないので、最初は面食らいました。でも、算数が分かれば解けるレベル。先生の解説はテンポが良くて、楽しく学べそうです」といった感想が聞かれました。また、「難しい問題ばかりだったけれど、消防士になるのが子どものころからの夢。こんな所でくじけていては夢をかなえられない。最後まであきらめずに食らいついていきたい」といった決意も聞かれました。

本学部就職委員長を務める玉巻弘光教授は「私立大学の文系に通う学生の多くは数的処理を苦手としています。しかし、演習を重ね、ある一線を越えると霧が晴れたように解けるようになるもの。法学部生はみんな輝く素材ばかり。自分自身に磨きを掛けてほしい」と期待を寄せています。

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