卒業論文発表会を開催しました。

 文学部歴史学科(日本史専攻・西洋史専攻・考古学専攻)では2023年2月6日(月)に、東海大学史学会と共催で「2022年度卒業論文発表会」を開催しました。各専攻から優秀卒業論文を2本選出し、執筆者に内容を発表してもらうものです。
 西洋史専攻からは齋藤清子さん「元首政初期ローマにおける皇帝礼拝―なぜ皇帝は人々に神格化・崇拝され、帝政を築き上げることができたのか―」と若林芽依さん「19世紀イギリスのジェントルマン教育と支配者層の階級意識―パブリック・スクールを中心に―」が選出されました。お二人とも卒業論文の章立てや概要を簡潔に示し、テーマに関係するさまざまな論文に対して自身が示した主張を、史料上の根拠とともに説明しました。
 そのイベントは次年度に卒業論文執筆を控えた3年生たちのためのイベントともなっており、発表を聴いた3年生からは専門的な内容についての質問がされ、また先輩から後輩への卒業論文作成へのアドバイスに真剣な表情で聞き入っていました。