考古学専攻1年次生の日常:宮原俊一先生の特別演習

前回に引き続き、考古学専攻1年次生の「入門ゼミナールB」の様子をお伝えします。
この授業では11月から「過去を実験的に学ぶ」をテーマに、勾玉や紡錘車(糸を紡ぐ道具)などに関する講義とそれらを実際に製作する実験を行ってきました(前回はコチラ)。
講義の最終日は、本専攻の教員であり、実験考古学の専門家である宮原俊一准教授をお招きし、紡錘車に関する講義と麻糸作りを行いました。

績むことを教える宮原先生


麻という繊維で長い糸を作るためには、繊維同士をつなぎ合わせて長い繊維を作ることが必要になります。こうした行為を「績む(つむ)」と呼びます。
そして「績む」ことで生まれた一本の長い繊維に「撚り(より)」と呼ばれる回転を加えることで、ようやく一本の糸が完成するのです。
講義では、福島県昭和村の民俗事例をもとに「績む」方法を学び、麻と紡錘車を使用した麻糸づくりにチャレンジしました。先祖の知恵に触れた学生達は、「昔の人達にとって糸づくりが大変だったことがよくわかった。」「服を作るためにはどれだけの時間がかかったのだろうか。」と過去に思いを馳せていました。


紡錘車での糸づくりの様子

特定助手 白川美冬

宮原先生の研究分野の詳細は(コチラから)