1年次生を対象に望星丸を使った「体験実習」を実施しました

海洋学部では、10月25日から11月29日まで、9回にわたって本学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)を用いた「体験実習」を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて春学期はすべて遠隔授業となり、1泊2日で寝食をともにしながら航海と海洋観測の基本技術を見学・体験するとともに海洋への学びを深める「海洋実習1」も遠隔での開講となりました。そこで今回は、同級生とのコミュニケーションを図り、清水キャンパスの目の前に広がる駿河湾の特徴と魅力を実感するとともに、本学部の教育を理解してもらう機会として、1年次生から希望者を募りました。

新型コロナの感染対策として60名を上限に設定しました。学生は2週間分の健康観察表を記録し、各回30~40名が乗船。静岡市清水区の巴川河口にある通称・鉄道岸壁を出港した後、教員らによるプログラムの概要の説明に続いて2班に分かれて甲板に出て「丸稚ネット」を使ってプランクトンを採取し、船内で顕微鏡を使って観察しました。学生たちはマスクを着用するなど感染対策を徹底しながら、初めての船上での実習に充実の表情を見せています。