清水キャンパスの2021年度春学期学位授与式を挙行しました

清水キャンパスでは9月25日に、2021年度春学期学位授与式を挙行し、海洋学部生27名に学位記を、乗船実習課程生13名に修了証を授与しました。新型コロナウイルス感染症の対策として換気やソーシャルディスタンスの確保などを講じたうえで実施したものです。

式典では齋藤寛学部長から出席者全員に学位記を授与。式辞では山田吉彦静岡キャンパス長が登壇し、祝福のメッセージとともに、「いま皆さんが受け取った学士(海洋学)の学位は、極めて貴重な称号であり、海を学んだ『証』といえるものです。この折戸での学びの日々は、必ずや皆さんの人生において役に立つことでしょう。海洋学部に入学した皆さんの選択は決して間違いではなかった、それを実証するために我々教職員と在校生は、日本の海、世界の海の環境を守り、さらに海洋社会の発展を目指して努力を重ねていきます」と語りかけました。続いて山田清志学長の英語によるスピーチが上映され、「創立者・松前重義先生は卒業生一人ひとりに握手をされたそうです。そこで、私なりに本日卒業される皆さま一人ひとりに少しでも直接向き合う手段として、英文の証書には直筆で署名しました。私の思いを感じていただければ幸いです。皆さんの希望に満ちた社会への門出を心からお祝いします」とのメッセージが寄せられました。

閉式の辞には川﨑一平副学部長が登壇し、「コロナ禍でこれまでの当たり前が通用しない中、今まで以上の努力で学び、学位記を授与された皆さんに敬意を表します。卒業後も自分らしさを大切に、海洋学部で学んだ誇りを胸に頑張ってください」とエールを送りました。出席した芥川昌仁さん(航海工学科海洋機械工学専攻)は、「在学中は学生会の活動やダイビングサークルに所属するなど充実した日々を送ることができました。大型船舶にあこがれて海洋機械工学専攻に進学しましたが、学びを深めていく中で、自分の考える理想の船舶を実現させたいという気持ちが強くなり、就職先は少人数で開発に取り組める小型船舶の製造業を選びました。海に近い環境で学んだ成果を生かしてこれからも頑張ります」と話していました。