医学部付属病院の医師が若手救急医を対象としたドクターヘリ勉強会を企画運営しました

伊勢原キャンパスの医学部付属病院で7月12日に、「ドクターヘリ完全攻略ガイドin東海大学 見て、触れて、体感する運用のリアル」と題した勉強会が開催されました。神奈川県ドクターヘリの基地病院となっている当院で、ヘリの運用方法や病院前診療について若手の医師に学んでもらおうと、「神奈川県若手救急医療ネットワーク(RAKUEN)※」が実施したものです。今回は、「RAKUEN」コアメンバーの一人である当院の上畠篤医師(医学部医学科総合診療学系救命救急医学領域助教)が中心になって企画。当院をはじめ、横浜市立大学附属市民総合医療センターや聖マリアンナ医科大学病院、北里大学病院など11施設から救急専攻医や臨床研修医ら31名が参加し、本学医学科の2名を含む医学生4名も出席しました。

当日は、上畠医師をはじめ当院高度救命救急センターの医師らが講師を務め、神奈川県ドクターヘリ事業の概要や運用システム、出動要請時に伝えるべき情報、フライトドクターの修練方法などについて講義。グループ単位の症例検討会も実施されました。また、ヘリの整備や運航を担うエアロトヨタ株式会社のスタッフが実機を案内し、機内に搭載された資機材や運航条件について説明。このほか、VRを用いた現場活動の体験型シミュレーションも行われました。

参加した医師は、「症例検討も興味深く、実践的で大変有意義な勉強会でした」「学生から専攻医まで、施設や世代を超えて学び、交流ができる素晴らしい機会だと感じました。次回もぜひ参加したい」とコメント。医学生からは、「救急医のイメージが具体的になり、自分が目指す医師像が明確になりました」「自身の未熟さを痛感し、今後の勉学への大きな励みになりました」といった感想が聞かれました。

上畠医師は、「ドクターヘリ運用のポイントや課題を、県内の多くの医療機関の医師と共有でき、地域連携における大きな収穫が得られたと感じています。この勉強会を機に若手救急医がプレホスピタルへの関心を高め、今後の救急医療の力強い担い手となってくれることを期待しています。将来はこの取り組みを、災害時の医療連携へと発展させたいと考えています。引き続き実践的な学びの場を提供するとともに“顔の見える交流”を深めていきます」と意欲を話しています。

※神奈川県若手救急医療ネットワーク「RAKUEN」(Resident Alliance of Kanagawa for Unity in Emergency Networking)
横浜市立大学と聖マリアンナ医科大学、東海大学の医学部で救命救急に携わる教員(医師)が2024年に結成。救命救急に携わる研修医、専攻医、医療従事者の交流や知識・技術の向上、医療連携などを目指して活動しています。