
総合医学研究所では9月24日に、伊勢原キャンパスで「2026年度第3回公開セミナー」を開催しました。このセミナーは、所員の研究の発展や学内外の研究者との共同研究の推進を目指して実施しています。今回は、シドニー大学リサーチフェローで大阪大学微生物病研究所招へい教員の高田光輔氏が、「野生動物から探るRNAウイルスの進化的ホットスポット~海外で未知のウイルスを研究するということ~」をテーマに講演。所員や医学部の教員、大学院生ら多数が参加しました。
当日は、本研究所情報医科学部門長の中川草准教授(医学部医学科基礎医学系分子生命科学領域)による講師紹介に続いて高田氏が登壇。東京大学医科学研究所でのインフルエンザウイルスに関する研究や、2020年に本学客員研究員として中川准教授らと取り組んだ新型コロナウイルスの変異に関する研究成果を説明しました。また、留学先のシドニー大学で高名なウイルス進化学者であるエドワード・ホームズ博士らと進めている、自然環境に存在する未知のコロナウイルスやRNAウイルスの塩基配列解析と実証的検証に関する研究を概説。さらに、留学の経緯や現地での生活、留学先で出会った日本人研究者との交流やコミュニティーの形成についても紹介しました。
講演後には、大学院生や若手研究者を中心に多くの質問が寄せられ、活発なディスカッションを行いました。中川准教授は、「高田先生は、ウイルス学研究はもちろんのこと、海外日本人研究者ネットワーク(UJA)などを通じた海外での研究活動を支援する活動にも精力的に取り組まれています。本セミナーでは、ご自身の経験に基づくお話もいただき、学生や若手研究者にとって貴重な学びと刺激になったと思います。また、これを機に本学研究者との新たな共同研究への発展も期待しています」と話していました。

